大会概要

2023年度大会について

2023年度の第69回大会については、2023年7月15日(土),16日(日)に対面で開催いたします。



自由報告の申し込みについて

自由報告は、大会1日目(7月15日)の午前、2 日目(7月16日)の午前・午後のいずれかに行う予定です。自由報告部会での報告を希望される方は、東北社会学会のウェブサイト(http://tohoku- sociology.org/)の「年次大会」カテゴリーの中の「報告エントリー」のページをご確認いただき、Googleフォームでお申し込みください。Googleフォームのリンクはエントリー期間になりましたら公開いたします。

【申し込み方法】
・エントリー期間 2023年6月5日(月)0:00〜6月9日(金)23:59
・ページ内にある「報告要旨フォーマット」に従い「報告要旨」を作成してください。
・ページ内にあるGoogleフォームのリンクをクリックし、必要情報を入力してください。必要情報は、(1)報告者氏名、(2)所属機関、(3)報告タイトル、(4)報告者の連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)です。
・「報告要旨」のデータを添付のうえ、フォームを「送信」してください。
・報告を受け付けると、受付完了のメールが送付されますのでご確認ください。

【申込にあたっての注意事項】
(1)原則として、報告時間は 20 分で、日本語でおこなうこととします。
(2)自由報告にエントリーする会員は、大会開催年度の前年度分までの学会費を完納していなくてはなりません。学会大会1ヶ月前までに完納していない場合には、報告がプログラムから削除されることがあります。
(3)今年度大会においても、東北社会学会に未入会の方でも「1回に限り」報告することができます。この制度に基づいて報告した未入会者が、次年度以降も報告を希望する場合には、東北社会学会に入会する必要があります。また、退会した「元会員」にはこの制度は適用されません。自由報告をおこなうためには再入会する必要があります。
(4)一人の会員が自由報告部会の報告者として登録できるのは一報告のみです。「企画部会」での報告と自由報告の重複登壇は認められません。
(5)「複数名の研究者による調査プロジェクトの研究成果報告を行うので、複数の報告を同一部会に組み込みたい」といった場合に、自由報告部会の同一部会における「連携報告の希望」を申請することができます。希望される場合には、Googleフォーム内に「連携報告希望」の欄が設けられていますので、「希望する」を選択してください。さらに、連携報告を希望するグループの代表者は、別途、「報告タイトル一覧」と「希望する報告順」を、研究活動委員長宛にご連絡ください。

「会員発案による企画部会」は、会員の皆様から自由報告部会の部会テーマと部会編成をご提案いただくものです。以下の募集要項をお読みいただき、ぜひご応募ください。



「会員発案による企画部会」の募集

「会員発案による企画部会」は、会員の皆様から自由報告部会の部会テーマと部会編成をご提案いただくものです。以下の募集要項をお読みいただき、ぜひご応募ください。

【「会員発案による企画部会」募集要項】
(1)募集の趣旨
「会員発案による企画部会」は、会員の皆様から自由報告部会の部会テーマと部会編成(報 告者・司会者)をご提案いただくものです。
(2)企画部会申請資格
企画申請代表者(オーガナイザー)となることができるのは東北社会学会会員のみです。
(3)企画部会における報告資格
企画部会で報告する会員は、大会開催年度の前年度分までの学会費を完納していなくてはなりません。学会大会1ヶ月前までに完納していない場合には、報告がプログラムから削除されることがあります。また、企画部会での報告は、東北社会学会会員だけでなく、未入会の方も可能です。但しこの場合、未入会者の報告に関する内規が適用されますので、未入会者として報告できるのはこの 1 回のみとなります。退会した「元会員」にはこの制度は適用されません。報告をおこなうためには再入会する必要があります。
(4)報告数
一つの企画部会につき、3報告もしくは4報告でお願いします。2報告以下、あるいは5報告以上の企画は受け付けません。司会は原則としてオーガナイザーに担当していただきますが、オーガナイザー自身による報告も可能です。

【応募方法】
・エントリー期間 2023年6月5日(月)0:00〜6月9日(金)23:59
・報告予定者は、ページ内にある「報告要旨フォーマット」に従い「報告要旨」を作成してください。
・企画申請代表者(オーガナイザー)は、Googleフォームのリンクをクリックし、必要情報を入力してください。必要情報は、下記のとおりです。
(1)オーガナイザーの氏名、所属機関、連絡先(住所・電話・メールアドレス)
(2)テーマ名
(3)部会の趣旨(400 字程度)
(4)予定報告数
(5)報告予定者および報告予定タイトル
・報告予定者が作成した「報告要旨」のデータを、全ての報告について添付のうえ、フォームを「送信」してください。
・報告を受け付けると、受付完了のメールが送付されますのでご確認ください。

【応募にあたっての注意事項】
(1)原則として、報告時間は 20 分で、日本語でおこなうこととします。
(2)「会員発案による企画部会」は、第 62 回大会より導入されましたが、自由報告部会の一部として実施するものです。これまで東北社会学会大会では、同一会員が自由報告部会に複数回登壇することを認めておりませんでした。「企画部会」に関しても、この方針を適用し、同一会員が複数の部会に報告者として重複登壇することは認めませんのでご注意ください。同一会員が報告者として登壇できるのは、企画部会・自由報告部会を通じて1 回のみとなります(ただし「登壇しない報告者」という形であれば、同一会員を複数の報告に重複して登録することができます)。たとえば、以下のような場合、重複登壇に該当するため、登録は認められません。ア)単一の企画部会での重複登壇(同一会員が同一部会で報告1と報告2に登壇する)、イ)複数の企画部会への重複登壇(同一会員が企画部会Aと企画部会Bの両方に登壇する)、ウ)企画部会と自由報告部会への重複登壇(同一会員が企画部会と自由報告部会の両方に登壇する)。

【企画の採否】
 企画の採否は研究活動委員会にて審査し、6 月中旬に結果をお知らせいたします。

課題報告

課題報告は、大会1日目(7月15日)の午後に開催予定です。下記の内容で準備を進めています。

○テーマ:「地域での支援」を考える
〇趣旨:
 今回の課題報告では、社会的排除と包摂、地域共生社会という大きなテーマを想定しつつも、個別の多様なニーズをかかえる当事者への「地域での支援」に焦点を当てて、それぞれの当事者ごとの事例に基づき検討する。特に、(1)誰がどのように支援の対象とされるに至るのか、(2)専門職や行政職のほかに、地域社会内のどのようなアクターがその支援に関与しうるかという二つの軸を設定し、先進的な研究をなさっている論者からの報告をいただく。
 三井さよ(『はじめてのケア論』)が指摘するように、そもそも誰にどのようなニーズがあり、誰が支援の対象とされるのか自体が自明のものではない。時代や政策とともに変化しうる。これまではっきりとした支援の対象にされず、偏見や差別的なまなざしを向けられてきた住民、さらに在宅療養の受け手のように「地域生活における一定のニーズがあるだろう」ことは推察されつつも個人化や高齢化、地域社会の構造の変化などを経て、そのニーズが変容しているような住民への支援において、地域社会という場が重要になってきている。
 この現状において、行政職や専門職のほうも、そうした多様な住民への支援を模索する段階にある。つまり、地域でのさまざまな困難をかかえる人に対して、地域の専門職や行政のみならず、NPO団体、地域で暮らす一定層の住民、たとえば、民生委員、保護司、元看護師・保健師、元社会福祉士、当事者になってから/当事者だと自覚してから/当事者として活動してからの歴史が長い人物など、専門職的な視点や実践的な視点をもつ住民らが、それぞれ協働で、支援体制を構築することが必要になっている。
 この課題報告では、地域の多様な住民をまきこんだ支援体制の現状や課題について議論したい。
 第一報告では、在宅医療に関係する事例について、相澤出会員から報告いただく。在宅医療の受け手のニーズは、個人化や高齢化が進展する中で、家族単位から個人単位になりうる。在宅医療の現場で生じている支援の動向について、専門職や地域住民の関わりなどを報告いただく。
 第二報告では、受刑者の社会復帰支援と地域コミュニティの役割について、刑事政策を専門にする高橋有紀先生から報告いただく。一般に「更生保護」と呼ばれる取り組みは、地域の民生委員や保護司の関わりが大きいものの担い手不足が深刻化している。原発の被災地でもある福島県の事情もふまえて、報告いただく。
 第三報告では、しばしば地方での生きづらさが推察されるセクシャルマイノリテティーへの支援について、NPOの取り組み、東北地方という地域的な特徴に注目し、前川直哉先生と大森駿之介会員に報告いただく。ニーズが不可視化されやすい当事者への支援において、地域社会はどのような役割を担いうるか検討する。
 
報告者:
  相澤出会員(東北医科薬科大学)
  高橋有紀氏(福島大学)
  前川直哉氏(福島大学)・大森駿之介会員(東北大学大学院)

コメンテーター:
   庄司知恵子会員(岩手県立大学)
   泉啓会員(岩手県立大学)

司会・コーディネーター:板倉有紀会員(福島大学)

過去の大会と課題報告タイトル

第68回大会

2022年7月16日(土),17日(日)於・オンライン

課題報告【テーマ】
東北社会学会発・食と農の社会学を構想する

【登壇者(登壇順)】
谷口 吉光氏(秋田県立大学:非会員)
藤岡 真之会員(弘前学院大学)
山田 佳奈会員(岩手県立大学)
【コメンテーター】
藤本 穣彦会員(明治大学)
【司会】
本郷 正武会員(桃山学院大学)

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