日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明

2020年10月7日 東北社会学会理事会                      

               日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明 

 このたび、内閣総理大臣は第25期日本学術会議会員の任命にあたって、日本学術会議が推薦した105名の候補者のうち6名の任命を拒否し、その明確な理由をあきらかにしておりません。これは決して見過ごすことのできない憂慮すべき事態であり、このように内閣総理大臣が任命権を恣意的に用いることは、日本学術会議の独立性を失わせ、その使命の遂行を著しく困難にすると考えます。
 東北社会学会は、自由な学問研究を前提に社会への貢献をめざす学会として、今回の決定に強く抗議します。あわせてこの決定の理由に関する明確な説明と、決定を撤回し6名の候補者を会員に任命することを求めます。